尾道市の民俗文化財で江戸時代から続く「山波とんど」が11日、山波町の山波小グラウンドであり、地域住民ら約1000人でにぎわった。
町内の2地区が手掛けた高さ13メートルの大とんど2基と、児童らが作った10メートルの子どもとんど4基が登場。「やっとこせーのよーいやな」との掛け声の中、法被姿の参加者はミカンやツルの人形をあしらったとんどを担いで練り歩いた。
大とんど同士は時折激しくぶつかり合い、盛り上がった。その後、しめ縄や書き初めなどと一緒に点火。1年間の無病息災を願った。
【写真説明】とんどを担いで練り歩く参加者