テレビ朝日が10日に放送した情報バラエティー番組で、「情報源」として紹介したインターネットのブログは、実際はスタッフが番組用に自作していたことが12日、分かった。同社は「ネット上に実際にあった情報を基に作ったため捏造(ねつぞう)ではないが、結果として視聴者に誤解を与えかねず、申し訳ない」としている。
テレビ朝日広報部によると、この番組は「情報整理バラエティー ウソバスター!」。「今まで信じてきた常識などのウソを暴く」という企画の番組で、ネット上に書き込まれている情報の真偽を検証するというコーナーがあった。
そのコーナーでは「サケとシャケの呼び名は加工前後で違う」など6つの情報が紹介されたが、出所とされたブログはいずれもスタッフが書き込んだという。書き込み時期が昨年12月10日未明に集中していたことから視聴者から問い合わせがあり、テレビ朝日が調べて判明。作成したブログは閉鎖した。
テレビ朝日広報部は「実際に書かれていたブログの管理者に連絡が取れないなど撮影許可が得られず、制作会社とプロデューサーが作った。番組の中で『再現』であることを表示すべきだった」としている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090112-OHT1T00180.htm