2009年01月12日(月) 20時34分
【麻生首相フジテレビ「スーパーニュース」発言要旨(下)】「政権投げ出しはない」(12日午後)(産経新聞)
【消費税】
今税収が不足している。税収がないとなると借金。その借金は今われわれの代できちんと対応しておくべきではないか。(消費税引き上げは)今回の景気対策をやることで、経済の状況が良くなったらという大前提がついている。3年後に上げる話にされているが、経済状況が良くなってからだ。
(3年以内に退陣することがあっても、)後の方が責任を持ってやらないといけない。高齢者医療や介護、年金は、少子高齢化が避けられないのであれば、責任ある立場としては「中負担」をお願いしなくてはならない。少なくとも、使うだけ使って後は適当にやっといてくれという種類の問題ではない。
【首相の器】
(首相は)うぬぼれないとやれない世界だ。社長をしておられる方も「おれが社長以外ない」と思ってやっておられるんだと思う。そうじゃなかったら社長なんてやれない。
【渡辺喜美元行革相離党】
自分が所属している政党を離党する、しないは個人の問題。それ以上申し上げようがない。(渡辺氏に連動する動きは)ないと思う。本人の話だから(離党)するな、しろといえる種類の話ではない。(渡辺氏が)離党して何をしたいのか分からない。(渡辺氏に期待している世論の声がある)話もよく理解できないところだ。
【解散総選挙】
(話し合い解散は)ちょっと考えられない。今のこの段階で、予算を通して解散したら景気がよくなると、なかなか短絡的に言い切れるものではない。予算がきちんと通ったら、予算関連法案を通さないといけない。そのときの景気情勢を考えなくてはいけない。いろんなことを考えた上で最終的に判断したい。
解散が直ちに景気対策に効果があるかといえば、少なくとも政治は2カ月ぐらい止まってしまう。私の感覚とは全く違う。(前回衆院選から4人目の首相となっていることの批判について)議院内閣制では、選ばれた代議士が国民を代表して次の政権を選ぶ。国民を代表しているから、形として瑕疵があるとかではない。
【政権運営】
少なくとも、途中で投げ出したりするようなことだけはしない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090112-00000572-san-pol