2009年01月12日(月) 00時11分
鹿児島湾の海自潜水艦接触、海保への通報1時間20分後(読売新聞)
鹿児島県霧島市沖の鹿児島湾で10日夜、海上自衛隊の潜水艦「おやしお」と漁船が接触した事故で、潜水艦が鹿児島海上保安部に事故を通報したのは、発生の約1時間20分後だったことが分かった。
海自は11日、事故調査委員会を設置し、現地に調査委員を派遣した。同海保と調査委は、潜水艦艦長の峯村禎人(よしと)2等海佐(43)らから、事故当時の潜水艦と漁船の位置関係や航行状況などについて事情を聞いている。
同海保や海上幕僚監部の発表によると、事故は10日午後8時頃に発生。浅く潜水していた潜水艦のマストなどが、漁船の後部側面に接触した。潜水艦はマストの塗料の一部がはがれ、漁船は緩衝材の一部が欠けた。
同海保によると、潜水艦から一報が入ったのは午後9時20分頃で、事故から約1時間20分後だった。海幕広報室は「夜間だったことや、潜水艦が一度、浮上しなければならなかった状況などがあったと考えられる。事実確認を急ぎたい」と話している。海自の内規では、事故発生時は速やかに通報することになっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090112-00000000-yom-soci