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2009年01月12日(月) 02時15分

<ガザ侵攻>長崎の被爆者団体など、即時停戦求め座り込み毎日新聞

 パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃に対し、長崎市の被爆者団体などが11日、平和公園(長崎市松山町)で、即時停戦を求める座り込みをした。約70人が「一般市民を殺すな」と抗議の声を上げ、犠牲者への黙とうをささげた。

 長崎原爆の日の平和宣言起草委員で、長崎大講師の西岡由香さん(43)らが呼びかけ、実現した。被爆者のほか、核兵器廃絶を求める「高校生1万人署名活動」の高校生や、同活動経験者で、慶応大2年の滝川理紗さん(20)も駆けつけた。

 滝川さんは高校時代、イスラエルとパレスチナの高校生が一緒に日本を訪問し交流するプロジェクトに参加したほか、それぞれの国・地域にホームステイした経験も持つ。「宗教を超え、人間として向き合えば互いに理解できるはず」と訴えた。【錦織祐一】

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