2009年01月12日(月) 00時49分
ガス供給再開なお時間も=調印文書確認を要求−ロシア(時事通信)
【モスクワ11日時事】ロシアによる欧州向け天然ガス供給が停止している問題で、ウクライナのティモシェンコ首相は11日、欧州連合(EU)議長国を務めるチェコのトポラーネク首相とキエフで会談した後、ウクライナ内のガス搬送施設への国際監視団派遣に関する合意文書に調印したと発表した。しかし、ロシア政府は同日夕、ウクライナが調印した文書を受け取っていないとしており、7日以降途絶しているウクライナ経由の欧州向けガス供給再開までになお時間がかかる可能性が出てきた。
ロシアのメドベージェフ大統領は「ロシアが調印したものと同一の文書に関係者全員が調印することが供給再開の条件だ」と述べ、文書の最終的確認を要求した。同国側では、ウクライナ側が監視団派遣の条件を一方的に変更した別の文書を作成したとの疑いを持っているもようだ。
【関連ニュース】
・
〔写真ニュース〕ウクライナ、ガス供給再開へ調印
・
〔写真ニュース〕チェコ・ロシア両首相が会談
・
欧州向けガス供給再開に道=ウクライナ、監視団受け入れ
・
監視団設置に合意へ=欧州向けガス供給再開へ前進
・
監視団派遣後、欧州向け供給再開へ=ガス紛争でロシア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090112-00000005-jij-int