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2009年01月12日(月) 11時06分

観劇チケットは容疑者が依頼中国新聞

 広島県北広島町の簡易水道事業をめぐる贈収賄事件で、収賄容疑で送検された町上下水道課主任藤沢定由容疑者(50)=同町才乙=が広島県警の調べに対し、贈賄容疑の業者から贈られたとされる観劇チケットについて、「自分から頼んだ」などと供述していたことが11日、分かった。

 県警などによると、藤沢容疑者は贈賄容疑で幹部社員らが送検された隔測計装(福岡市南区)が関連工事を落札した約2カ月後の2006年8月、福岡市を訪れ、飲食の接待を受ける一方、観劇チケットを渡されたとされる。チケットは藤沢容疑者の依頼で、業者が手配したという。

 一方、韓国・釜山旅行の接待は入札後、業者側から藤沢容疑者に提案していたことも新たに判明。藤沢容疑者が了承し、送検された隔測計装広島営業所長ら3人と一緒に旅行したとされ、県警の調べに藤沢容疑者は「初めての海外旅行で舞い上がってしまった」と供述しているという。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901120016.html