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2009年01月12日(月) 11時06分

腫瘍退治へガンマナイフ導入中国新聞

 福山市沖野上町、脳神経センター大田記念病院は、検査棟を増築し放射線治療装置「ガンマナイフ」を導入した。中国地方では岡山、広島市の病院に続き3台目。11日、医療従事者や地域住民らを対象にした内覧会があった。

 ガンマナイフでは脳深部の腫瘍(しゅよう)や、複数の病巣への対応が可能となる。患者の頭にフレームを取り付けて固定し、201個の穴が開いたヘルメットを装着。穴から患部へガンマ線を照射し、病巣を破壊する。対象の病気は転移性脳腫瘍や聴神経腫瘍などで、リハビリの必要もなく、2泊3日の入院後、日常生活に戻れるという。

 内覧会ではガンマナイフを試運転し、脳断面の画像解析が可能なSPECT装置なども公開した。

【写真説明】新たに導入された放射線治療装置「ガンマナイフ」の試運転をするスタッフ

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901120036.html