11日、京都市であった全国都道府県対抗女子駅伝で、広島県チームは2時間20分35秒で15位。昨年の29位から大きく浮上した。
1区栗栖由江選手(天満屋、井口高出)の力走がチームに勢いをつけた。「ベストな状態なら区間賞はいけた。個人的にはちょっと残念だけど、最後まで粘れた」。1カ月半前に練習の疲労から痛めた左足首と甲(こう)の故障を抱えながら、トップと16秒差の7位でタスキリレーした。
4区を終えた時点で23位まで後退も、5区の長田優菜選手(如水館高)が区間13位と力走して19位に浮上。「初めての全国舞台で力を出せ、自信になりました」と笑みをこぼした。10位でたすきを受けた8区の菅華都紀選手(三原五中)も区間7位と堂々のレースを展開。「緊張したけど、いいイメージで走ることができました」と順位をキープした。
最後は「ママさん選手」としてアンカーで4年ぶりに出場した山田貴子選手(デオデオ)が後退。それでも、レース前に目標に掲げた15位以内を達成し、中野繁監督は「予定通りの順位。来年は10位ぐらいに順位をアップさせたい」と手応えをつかんでいた。
【写真説明】1区栗栖(左から2人目)から7位でタスキを受ける2区田村紀