卓球の日本一を決める全日本選手権(13日から6日間、東京体育館)一般の部男子シングルスに、武田中(東広島市黒瀬町)の3年松浦佑紀選手(黒学ク)=呉市郷原町=が出場する。広島県内の中学生が一般の部に参加するのは初の快挙だ。
昨年11月の県代表選考会で社会人や大学生と対戦。「緊張もなく開き直ってできた」と堂々と渡り合って4強入りし、出場権を得た。攻めるスタイルが持ち味で相手に向かっていく度胸がある。
昨年8月の全国中学校大会ではシングルス3位と実績は十分。12月に広島市南区であった県中高合同合宿に指導者として参加した宮崎義仁・全日本男子代表監督は「センスがある。経験を積んで志を高く持てば飛躍的に伸びる」と太鼓判を押す。
今春は武田高に進学する予定で「1年でインターハイに出場したい」と夢は膨らむ。
【写真説明】中学生ながら全日本選手権・一般の部に出場する松浦選手