東広島市高屋町の知的障害者施設「あおぞら工房」が、市中心部の西条プラザで手づくりのパンを販売し、人気が出ている。工房以外の屋内店舗で利用者が直接販売するのは、イベントを除いて初めて。工房は「就労支援につながる」と喜ぶ。
毎週火、木曜日、工房の利用者と職員計2人が1階のフードコートで約40種類の焼きたてのパンを販売。接客マナーが身に付き、積極性が出るなど収益面以外の効果も出ているという。
西条プラザが工房の売り上げに協力できればとフードコートの利用を提案。昨年12月初めに始まり、リピーターも増えている。
工房は2003年に設立。パンを積んだ車で市内のショッピングセンター敷地内や福祉施設など約40カ所を回って販売している。午前11時—午後3時。
【写真説明】焼きたてパンが並ぶあおぞら工房の売り場