2009年01月11日(日) 20時36分
被災者交流、復興考える=全国から−阪神大震災14年前に・兵庫(時事通信)
阪神大震災から17日で14年となるのを前に、兵庫県西宮市の関西学院大学で11日、「被災地交流集会」が開催された。岩手・宮城内陸地震や新潟県中越地震、能登半島地震など全国各地の被災者やボランティアらが参加。研究者らとともに、災害復興のあり方について意見を交わした。
交流集会は、同大の災害復興制度研究所が主催した。宮城県栗原市の耕英地区で自然学校を経営し、昨年6月の岩手・宮城内陸地震で被災した佐々木豊志さん(51)は「避難指示はまだ解除されていない。耕英地区では生活できず、農業のことを考えれば、地域の人には早く戻りたいという焦りがある」と現状報告した。
同地震の被災地で活動する特定非営利活動法人(NPO法人)代表理事栗田暢之さん(44)は「生業が成り立たない現状をこのままにしていいのか」と、支援の必要性を訴えた。
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