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2009年01月11日(日) 15時01分

阪神大震災:17日で14年 追悼のろうそくともす−−大和郡山 /奈良毎日新聞

 ◇「永遠に忘れない あの日のこと」 あすなら苑で「桜あかりの集い」
 阪神大震災から17日で14年を迎えるのを控え、震災犠牲者を慰霊し、防災意識を高める「桜あかりの集い」が10日、大和郡山市宮堂町の特別養護老人ホーム「あすなら苑」であった。神戸市にあるモニュメント「1・17希望の灯(あか)り」から分けた火を、参加した約40人がメッセージを添えた約220個のろうそくにともした。【阿部亮介】
 震災犠牲者を慰霊する桜を植樹するならコープサークル「桜(鎮魂)の会」が主催し、今年で4回目。午後5時ごろから追悼のろうそくに点火した。「永遠に忘れないあの日のこと」「震災の経験を忘れずに」などとメッセージの書き込まれた風よけに守られた火が揺れる中、参加者は冥福を祈っていた。
 点火に先立ち、会のメンバーが防災の備えや被災時の心構えなどを説明し、「千の風になって」などフルートのコンサートも行われた。
 阪神大震災の2日後に歩いて神戸市に行き、ボランティア活動したという、あすなら苑長の大国康夫さん(54)=田原本町宮古=は「炊き出しなどをしながら悲惨な状況を目の当たりにした。防災への備えがあれば、助かる命もあると思うので整えたい」と話した。

1月11日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000161-mailo-l29