成人の日(12日)に開く呉市天応地区の「笹酒(ささざけ)まつり」に向けて、今年20歳になる若者5人と地元住民が10日、青竹を切り出した。住民からの呼び掛けで、今年で31回目を迎えるまつりの準備に初めて新成人が加わった。
若者たちは、ちょこや銚子(ちょうし)用の青竹を天応山から切り出す作業に参加。長さ2、3メートルに切り分けた竹約110本を、住民と声を掛け合いながら2時間かけて運んだ。まつり当日は、新成人が青竹の筒でかんをした日本酒を1000人以上の来場者に振る舞い、無病息災と新成人の門出を祝う。まつりは12日午前10時から、呉ポートピアパークである。
【写真説明】地元住民を協力して竹を運ぶ新成人