島根県内は10日、冬型の気圧配置が強まった影響で、各地で大雪に見舞われ、交通も大幅に乱れた。雪交じりの天候は15日ごろまで続くとみられる。
松江地方気象台によると、夕方までの最大積雪は飯南町赤名で49センチ、奥出雲町横田で46センチ、浜田市弥栄町で16センチ。松江市でも11センチに達した。
出雲空港(斐川町)では東京、大阪、福岡、隠岐を結ぶ計8便が欠航。除雪作業などで大半の便が遅れ計約400人に影響が出た。
JR西日本米子支社によると、JR木次線で雪の重みによるとみられる倒木があり、列車1本が部分運休。県内の山陰線は徐行のため10—30分遅れで運転した。高速道路は冬用タイヤ規制された。
同気象台によると、しばらく冬型の気圧配置が続くため、15日ごろまで雪が続き、12日は吹雪になる恐れがあるという。
【写真説明】雪が降りしきる中、バスに乗り込む人たち(10日午後4時20分、松江市北堀町)