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2009年01月11日(日) 09時58分

緊急性の低い110番が増加中国新聞

 「パトカーで家まで送って」「ごみ置き場にごみが残っている」—。山口県警が受理する110番で、緊急性のない要望や相談が増えている。昨年1年間の12万6450件の4分の1を占め、3年前の1.35倍に上った。1月10日は「110番の日」。県警は「業務に支障が出かねない。緊急性の高い場合に掛けて」と呼び掛けている。

 県警通信指令課によると、110番の総数は2005年が13万2162件▽06年は12万7733件▽07年は12万5571件と減少傾向にある。

 一方、要望や相談は増加を続け、昨年は05年の2万2665件から7963件増の3万628件に。家に入ってきたヘビの処理、近隣住民のけんかの仲裁など個人的な依頼のほか、行政機関の閉まる夜や土日には、水道の故障や停電の苦情もあった。

 いたずらや無言電話も目立ち、昨年は3万5271件で全体の27.8%を占めた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901110015.html