三次市が新年度から実施する組織機構の再編内容が決まった。政策や総務など管理部門を統廃合する一方、市民の利便性や地域活性化を重視し、総合窓口センターや地域振興部を設置。13部局33課を12部局31課とする。
市民サービス向上の観点から、東館1階を市民総合窓口センターとし、各種申請や相談に応じる。支所には一定の予算や責任を持たせ、拠点となる支所に保健師を増員する。自治振興や定住促進など多角的に地域活性化を図る地域振興部のほか、危機管理課や企業誘致課、さと山再生プロジェクトチームを設置。当初予定していた環境部は設けず、水道局を残す。
市は、昨年10月に再編のたたき台を提示。市民や市議の意見をふまえ、一部修正した再編議案が12月の市議会本会議で可決された。今後、広報やケーブルテレビなどで周知する。