浜田市三隅町の石正美術館で10日、プロとアマの絵画を一緒に並べる新春恒例の「水澄みの里美術展」が始まった。初日は出品者の作品解説もあった。30日まで。無料。
名誉館長石本正さん(88)が「自由な精神で楽しんで描こう」と呼びかけ、石本さん指名の日本画家7人と県内のアマ作家41人が日本画や水彩、油彩画計49点を出品した。家族の顔を細密画にしたり、花びんの花にじっくり向き合ったりと、素材も描き方もさまざま。益田東高の生徒4人は抽象画やイラスト風のアクリル画を出した。
浜田市相生町の主婦滝本洋子さん(66)は晴れた日本海を水彩で明るく描いた。「自分の絵がプロ作家と並んで励みになる。ほかの人の描き方も勉強になる」と話していた。
【写真説明】訪れた人に自作を解説する出品者(左端)