福山市と三原市で11日、消防出初め式があった。消防署員や消防団員らが日ごろの訓練の成果を披露し、集まった市民に火の用心を呼び掛けた。福山市草戸町の芦田川河川敷であった出初め式には約2100人が参加。団員は昔ながらのはしご乗りを披露した。8人が高さ約7メートルまで登り、両手を広げたり逆さになったりとポーズを次々に決めると、集まった市民から大きな拍手が起こった。
三原市の出初め式は和田沖町の三菱和田沖グラウンドであり、約1100人が参加した。消防団対抗の放水競技のほか、消防署員らが人命救助を実演。広島県の防災ヘリコプターも応援に駆け付け、一斉放水などをした。
【写真説明】河川敷ではしご乗りを披露する福山市消防団員