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2009年01月10日(土) 12時43分

「希望の灯り」全国へ/阪神大震災への思い新た産経新聞

 阪神大震災から14年を前に、震災犠牲者追悼のため神戸市中央区の東遊園地にともされている「1・17希望の灯(あか)り」の分灯が10日、始まった。17日まで行われ、全国約60カ所で行われる追悼行事などで使われる。

 10日午前、市内外の学校など計13団体が訪れ、持ち寄ったランタンなどに次々と火を移した。今年は約35団体が分灯を予定しているという。

 兵庫県加古川市立浜の宮中学校の蒲原麻紀さん(14)は「たくさんの人が亡くなったことを忘れてはいけない。これをきっかけに命の大切さを学びたい」と話していた。

 「希望の灯り」は平成12年1月、全国の被災地などから寄せられた火を集め、点灯したのが始まり。分灯は14年から始まり、全国で震災の教訓を伝えている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000530-san-soci