広島市は、海外からの観光客にカラオケを売り込むための実証実験を今月末から始める。宿泊施設やカラオケ店などと連携し、外国語表記のチラシなども配布。日本の国民的娯楽の「KARAOKE」が、外国人の滞在期間の延長を促す観光資源になるかどうかを確かめる。
市中心部のホテル・旅館6カ所と中国地方最大の歓楽街・中区流川地区のカラオケボックス4店、スタンド3店が既に参加を決めている。3月末まで続ける予定。
ホテルや旅館は、外国人客にカラオケやスタンドの地図や機器の使い方、料金設定を英語や韓国語などで記したチラシを渡してもらう。各店は持参した外国人を対象に、利用料や飲食代の割引サービスなどをする。
市は期間中のカラオケの利用状況などを踏まえ、内容を充実した外国人向けの店舗マップや利用案内などの作製を検討する。