公共工事の談合防止に向けて岡山県は2月から、一般競争入札の適用範囲を現行の4000万円以上から1000万円以上に引き下げる。全28の対象工事のうち、土木一式、建築一式で実施し、他の業種にも拡大する。
県技術管理課によると、2007年度の県発注工事の件数は約2380件。うち約8.0%に当たる約190件で一般競争入札を実施した。1000万円に引き下げた場合、一般競争入札の割合は約36.0%に高まる見通し。
同課は「中小業者への影響を考慮し2業種だけで始めるが、早期に他業種にも拡大し、さらに透明性を高めたい」としている。