山口国体への期待高まる受賞（中国新聞）
９日、広島市中区の中国新聞ビルであった中国スポーツ賞の表彰式で、ハンドボール女子の岩国中、駅伝女子の大和中、空手の井渕智選手(24)＝山口県体協が、それぞれ受賞した。
全国中学校大会を制し、ＪＯＣジュニアオリンピックカップの県選抜優勝に貢献した岩国中は３年の福永彩香選手(15)と林孝志監督(45)が出席。福永選手は「全国制覇の喜びとともに、予想外の受賞でうれしさは倍」と笑みを浮かべた。
大和中は地元であった全国中学校駅伝で初優勝を飾った。式には２年田中美帆選手(14)と小野美登里監督(47)が臨んだ。田中選手は「連覇へ向けプレッシャーはあるけど、自信もあります」と胸を張った。
世界選手権男子組手個人80キロ級優勝、国体成年男子組手個人重量級で優勝した井渕選手は所用のため欠席。県空手道連盟の広中公夫事務局長(58)が代理受賞した。
受賞者は２年後に控える山口国体での活躍も期待される。岩国中の福永主将は「受賞を励みにレベルを上げていきたい」と話した。
【写真説明】中国スポーツ賞を受賞し談笑する（左から）岩国中の林監督と福永主将、大和中の田中選手と小野監督、井渕選手の代理で受賞した県空手道連盟の広中事務局長（撮影・高橋洋史）