呉市川尻町の野呂山山頂付近にある国民宿舎野呂高原ロッジは、地元猟友会が捕獲するイノシシの肉を使った「シシバーガー」や「シシサンド」などの開発を進めている。名物料理として、行楽シーズンとなる春ごろの商品化を目指す。
シシバーガーはロッジで毎朝焼く自家製パンを使い、イノシシ肉のハンバーグと野菜を挟む。ロース部分をフライにして挟んだシシサンドやバラ肉をいためて焼きそばと合わせた焼きそばロールの商品化も目指す。
ロッジの従業員が昨年10月から試食を続け、パンの大きさや食べやすさ、価格などを検討している。商品化後はロッジのレストランの軽食メニューや持ち帰り用として販売する。岡田和志料理長(52)は「地産地消の味で野呂山の魅力を伝えたい」と力を込める。
【写真説明】地元で捕れたイノシシの肉を使ったシシバーガーの開発を進める野呂高原ロッジの従業員