2009年01月09日(金) 13時02分
被害者参加制度:交通死の遺族、初の加害者公判参加−−地裁で来月18日 /茨城(毎日新聞)
県内で起きた交通事故の刑事裁判を巡り、死亡した被害者の遺族の女性が、昨年12月に始まった「被害者参加制度」を利用して、県内で初めて加害者の公判に参加することになった。最高裁によると、遺族の同意に基づいて被害者参加が公表されるのは全国で7例目。水戸地裁での初公判は2月18日に開かれる。
遺族が検察官を通して申請し、地裁が6日付で参加を許可した。水戸地検などによると、被告はカーステレオの操作に気をとられて脇見運転をし、青信号で横断歩道を渡っていた被害者に衝突。腰の骨を折るなどのけがによる出血性ショックで死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われている。
水戸地検は「事件が特定されると被害者に何らかの圧力がかかる恐れがあり、詳細は明らかにできない」と説明している。【清野崇宏】
1月9日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090109-00000139-mailo-l08