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2009年01月09日(金) 20時06分

<覚せい剤所持>歌手のヌッツォ被告に有罪判決 東京地裁毎日新聞

 覚せい剤取締法違反に問われた米国籍のテノール歌手、ジョン・健・ヌッツォ被告(42)に対する初公判が9日、東京地裁で開かれ、ヌッツォ被告は起訴事実を認めた。即決裁判が適用され、平出喜一裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

 ヌッツォ被告は昨年11月、東京都品川区の駐車場で覚せい剤を所持していたとして起訴されていた。被告人質問で、米国の大学在学中に初めて覚せい剤を使ったと明かし、今回再び所持した理由について「昨年、日本に活動拠点を移したが、仕事のやり方など勝手が違うことが多く、悩みやストレスを抱え込んだ」と述べた。今後の活動に関しては「許されるなら、またステージに立ってファンに感動を与えたい」と語った。

 ヌッツォ被告は00年、ウィーン国立歌劇場のテノール歌手としてデビューし、NHK紅白歌合戦にも2度出場した。【伊藤一郎】

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