絶滅の危機にある動植物とその保護がテーマの企画展「世羅台地自然めぐり展・自然保護活動紹介編」が広島県世羅町甲山の大田庄歴史館で開かれている。標本や写真パネル、活動の概要を伝える資料など1000点を展示している。
町内に生息し、国や県により絶滅危惧(きぐ)種に指定されている動植物は約100種。ギフチョウやダルマガエルを守る地域ぐるみの取り組み、ヒョウモンモドキ保護へ研究者や愛好家が繰り広げている活動などを紹介している。
世羅台地にしか見られないヤチシャジン、ミカワシオガマなど珍しい標本も展示。里山の環境の変化で急激に滅亡の危機が広がっている湿地植物の現状を解説している。
18日まで。月、火曜休館。200円(中学生以下100円)。電話=0847(22)4646。
【写真説明】標本や保護活動の資料など1000点を展示した企画展