三次市の特定非営利活動法人(NPO法人)三次科学技術教育協会(MISTEE)の科学教室が人気を集めている。幅広い世代に科学の楽しさを知ってもらおうと、大学教授や高校教諭、会社員らがボランティアで運営している。
協会は、三次市出身で広島国際大の寺重隆視教授(49)が「三次に科学技術博物館開設を」と呼び掛けたのきっかけに2006年7月設立。昨年2月にNPO法人の認証を受けた。
メンバー13人が、物理や天文、電気工学などの専門知識を生かし、「霧をつくろう」「星を見よう」など、多様な教室を開催。市民の関心も高まり、小学校からの依頼で出前教室も開く。
今後は、31日=「ラジオを作ろう」(市生涯学習センター)▽2月14日=「静電気を操ろう」(同)を予定する。いずれも材料費が必要。協会=電話0824(62)2772。
【写真説明】参加者に、電子オルゴールの作り方を教える寺重教授(右端)