明治—昭和期の人々の暮らしを紹介する企画展が9日、府中市上下町の上下歴史文化資料館で始まった。資料館所蔵の衣類や手鏡、かんざしなど約60点を展示している。2月15日まで。
資料館は、田山花袋「蒲団」のモデルとされる文学者岡田美知代の生家を改築。展示品の中には、美知代が愛用した明治期の着物や帯もある。地元出身者から寄贈された白い薄絹の「被衣(かづき)」は、女性が嫁ぎ先に向かう際に頭から被ったという。
【写真説明】被衣(右端)や美知代の着物が並ぶ企画展の会場
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901090257.html