2009年01月09日(金) 20時13分
<裁判員制度>爆破予告の脅迫状 山形と秋田で複数見つかる(毎日新聞)
裁判員制度を中止しなければ法曹関係者に危害を加えるという内容の脅迫状が、山形県酒田市内で約10通投函(とうかん)されていたことが分かり、山形県警は脅迫容疑で捜査を始めた。秋田市内でも同様の脅迫状が8通見つかっており、県警は同一犯の可能性が高いとみている。
山形県警捜査1課によると、酒田郵便局員が7日、回収した郵便物の中にあて先の記載がなく、一部封が開いている茶封筒を発見。中を調べると脅迫状だった。「裁判員制度は悪法だ」と書かれ、中止しないと法務省や日弁連などを爆破するなどと印字されていた。秋田市で発見されたものと同じ内容だった。
また、同様の内容の脅迫状は青森市でも投函されていたことが9日、青森県警への取材で分かった。郵便事業会社東北支社(仙台市)などによると、青森市の青森西郵便局が回収した郵便物の中に、あて先や切手のない茶封筒数通が見つかり、7日に遺失物として届けたという。【細田元彰、矢澤秀範】
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