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2009年01月09日(金) 18時32分

メールと連携できるカレンダー機能が追加された「Windows Live メール」最新版Impress Watch


 米Microsoft Corporationは7日(現地時間)、メールソフト「Windows Live メール」の最新版を正式公開した。Windows XP/Vista/Server 2008/7 Beta/Vista x64/7 Beta x64に対応するフリーソフトで、“Windows Live”の公式サイトからダウンロードできる。

 「Windows Live メール」は、「Outlook Express」(以下、OE)やWindows Vistaに標準搭載の「Windows メール」の後継版。3ペイン型の標準的なユーザーインターフェイスで、迷惑メールフィルター、カレンダー、RSSリーダー、ニュースリーダーなどを備えている。また、 “Windows Live”の各種サービスやソフトと連携できるのも特長で、Webメールサービス“Windows Live Hotmail”のメールやアドレス帳を本ソフト上で利用することが可能。

 複数のアカウントに対応しており、プロバイダーから与えられているメールアカウントに加え、GmailやHotomailなどの各種Webメールを一元管理できる。各アカウントはフォルダごとに管理でき、さらにすべてのアカウントの新着メールだけをチェックできる“クイック ビュー”フォルダも備えている。

 Windows Liveとの連携で特徴的なものが“写真付きメール”と呼ばれる機能。これは、ローカルにあるデジカメ画像を“Live スペース”へ自動的にアップロードし、そのURLを友人へメールで送信できるというもの。普通に画像を添付したメールと違い、画像に簡易的なエフェクトを加えたり、画像と本文のレイアウトなどを調整できるのが特長だ。

 さらに、本バージョンからはメールと連携可能なカレンダー機能が追加された。カレンダーは、メールビューと画面を切り替えて表示する仕組みで、日、週、月単位で表示を変更可能。送受信したメールをカレンダーへ予定として登録できるほか、その逆にカレンダーで登録した予定をメールとして送信することもできる。また、カレンダーの内容はWindows Liveのオンラインカレンダーと同期させることも可能。

 メールソフトの基本的な使い勝手はOEや「Windows メール」と大差ない。OEなどからのアカウント情報も簡単に移行できるため、何となくOEを使い続けているという人はこれを期に乗り換えてみてはいかがだろうか。

 なお、「Internet Explorer 8」Beta 2をインストールしている環境ではいくつかの不具合が確認されている。不具合の内容は、“写真付きメール”機能が利用できない、リッチテキストからテキスト形式に変更したメールが送信されないなど。詳細は、下記リンクにある“システム必要条件”のページにあるリリースノートを参照してほしい。

【著作権者】Microsoft Corporation

【対応OS】Windows XP/Vista/Server 2008/7 Beta/Vista x64/7 Beta x64

【ソフト種別】フリーソフト

【バージョン】2009(Build 14.0.8050.1202)(09/01/07)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090109-00000032-imp-sci