2009年01月09日(金) 00時43分
自民・渡辺氏 「お手上げ内閣」首相答弁を批判(毎日新聞)
自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は8日、衆院予算委員会での国家公務員の天下り問題に関する麻生太郎首相の答弁について、国会内で記者団に対し、「この内閣は官僚専制政治に手を貸している。お手上げだ」と厳しく批判した。首相の考えを直接確認するため9日に面会を求め、離党を最終判断する。
渡辺氏は8日午後、仙谷由人氏(民主)の質問中に予算委を傍聴。首相が「(天下りを繰り返す『渡り』を)ただちに撤廃すると言うつもりはない」などと答弁したのを受け、記者団に「全然だめ。アウトだ」と明言した。
渡辺氏は定額給付金の撤回や公務員制度改革の徹底など7項目の提言書を出したが、首相は回答していない。このため、9日は公開質問状を用意し、「渡り」のあっせんを全面禁止するかどうかについて、再度首相の回答を求める。【三沢耕平】
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