年末から年始にかけ、東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」に参加した派遣労働者ら223人が東京都千代田区に申請していた生活保護について、同区は9日、207人に生活保護費を支給したと発表した。
207人に支給されたのは1人あたり約13万1000円〜約10万5000円。残る16人にも受給資格は認められたものの、他区での申請に切り替えたり、受給に必要な面接を受けなかったりしたため保護費は支給されなかった。
都によると、9日時点で、この207人も含め計286人が派遣村から都内の4施設に移って寝泊まりしており、保護費をもとに住居を探すという。派遣村の実行委員会は同日、4施設が利用期限を迎える12日から約1週間、都内の2旅館を借り上げると発表した。約250人が利用できる。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090109-OYT1T00670.htm