職を失った非正社員らの雇用対策として、長野県は無料の林業研修を始める。
高齢化が進む林業従事者の後継者確保という狙いもある。対象は、林業の経験がなく、55歳以下で同県在住か、在住を希望する人。2〜3月に計17日間の日程で行う。
チェーンソーなどの操作を学んだ後、県内各地で8日間、伐採作業を体験する。修了後は、県が森林組合などへの就職をあっせんする。
昨年10月から今年3月までに職を失ったか、失うことが決まっている同県内の非正規労働者は4193人で、全国2番目に多い。
一方、林業への就職を希望し、林業労働財団に新規登録した人は昨年11月に6人だったのが、12月は31人、1月も7日までに15人となり、関心が高まっている。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090108-OYT1T00758.htm