春闘の前哨戦となる日本経団連主催の労使フォーラムが8日、東京都内のホテルで始まった。
経団連の御手洗冨士夫会長は基調講演で、雇用対策として「緊急的に時間外労働や所定労働時間を短くして雇用を守ることについて検討する企業も出てくるかもしれない」と述べ、複数の労働者で仕事を分かち合うワークシェアリングを導入する可能性を改めて指摘した。御手洗会長は6日の年頭記者会見でも同様の考えを示していた。
御手洗会長は「雇用対策について労働組合とも話し合っていきたい」と述べ、雇用不安の広がりに、労使で協力して対応していく姿勢を示した。
労使フォーラムは9日まで開かれる。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090108-OYT1T00379.htm