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2009年01月08日(木) 23時00分

災害に強いラジオ生かし/FM横浜とコミュニティーラジオ局10局が協定カナロコ

 地震などの大規模災害に備え、県内のコミュニティーFMラジオ全十局と県内一帯をカバーするFMヨコハマ(横浜市西区)が八日、「神奈川FMネットワーク」を立ち上げた。ラジオの強みを生かし、災害時に各局間で情報を共有し、リスナーにきめ細かく伝える。十一局が災害協定を結ぶのは全国で最大規模という。

 協定によると、災害が発生した際、地域の被害やライフライン状況などの情報を交換し合い、生放送で発信する。放送機材の破損や人員不足が生じた場合も、各局間で連携して対応する。

 共同番組も制作する予定で、阪神大震災発生から十四年の今月十七日は、「防災ワンデイ」と名付け、FMヨコハマの四つの番組でコミュニティーラジオ局のパーソナリティーが地域の防災対策などを伝える。

 同日、行われた調印式では、来賓の松沢成文知事が「県民に的確に情報を伝えて行動することが減災につながる。災害対策の大きな貢献になる」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090108-00000030-kana-l14