2009年01月08日(木) 21時24分
英金利、過去最低の1.5%に=デフレ懸念に対応(時事通信)
【ロンドン8日時事】イングランド銀行(英中央銀行)は8日の金融政策委員会で、政策金利を0.5%引き下げ、315年の歴史上最低となる年1.5%とすると発表した。利下げは10月(0.5%)、11月(1.5%)、12月(1.0%)に続き4カ月連続。
英中銀は声明で「世界経済は異常な落ち込みを見せている。英経済でも企業活動の収縮ペースが加速、消費支出や企業投資なども低迷している」と指摘。消費者物価については「一段の鈍化が予想され、中期的に依然目標の2%を下回る相当のリスクがある」とした。
金融サービスの国内総生産(GDP)に占める割合が約1割と大きい英国では、欧州各国の中でも、金融危機による実体経済への影響が深刻。景気悪化に伴いインフレ警戒感が一服し、デフレ懸念が広がる中、さらなる金融緩和が必要と判断した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090108-00000188-jij-int