2009年01月08日(木) 20時48分
<自民・渡辺氏>2次補正採決で反対へ(毎日新聞)
自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は8日、国会内で記者団に対し、08年度第2次補正予算案の採決で反対する考えを示した。渡辺氏は定額給付金の撤回や公務員制度改革の徹底など7項目の提言書を出しているが、麻生太郎首相の衆院予算委員会での答弁を傍聴し、「ゼロ回答」と判断した。離党については「今日考える」と語り、近く最終決断する意向を示した。
渡辺氏は8日午後、仙谷由人氏(民主)の質問中に予算委を傍聴。その後、天下り規制に関する首相答弁を「この内閣は官僚専制政治に手を貸している」と批判した。これに対し、自民党首脳は8日夜、渡辺氏が2次補正の採決で造反した場合、「党紀委員会にかけるしかない」と述べ、厳正に処分する考えを明らかにした。政府高官は「もうすっきりした方がいい」と語った。【三沢耕平】
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