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2009年01月08日(木) 16時08分

やせ薬製造、やっと禁止=日本で数年前に死者も−中国時事通信

 【北京8日時事】中国国家食品薬品監督管理局は8日、食欲抑制剤の塩酸フェンフルラミンについて、心臓弁膜に障害をもたらすなど副作用があるとして、製造や販売、使用を禁止したと発表した。フェンフルラミンは日本では未承認医薬品で販売目的の輸入が禁止されているが、これを含んだ中国製のダイエット食品が日本にも輸入され、2002年には死者も出るなど健康被害が問題になった。
 中国では1980年代に糖尿病、高血圧などの肥満患者に対する治療薬として承認され、三十数社が薬品を製造していたが、現在販売されているのは1種類だけという。承認は取り消され、市場に出回った製品を回収し廃棄処分する。 

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