厚生労働省広島労働局の落合淳一局長は6日、広島市中区のホテルで開かれた連合広島の旗開きであいさつし、製造現場への労働者派遣が解禁された2004年の労働者派遣法の改正について、「改正を止められず申し訳なかった」と謝罪した。
落合局長は「もともと問題があると思っていた。市場原理主義が前面に出ていたあの時期に、誰かが職を辞してでも止められなかったということは、謝りたいと思っている」と述べた。
集会後、落合局長は読売新聞の取材に「この時期にこういう場で、労働行政にかかわる者として、(問題に触れずに)大きい顔をして壇上からあいさつはできないと考えた」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090107-OYT1T00109.htm