2009年01月07日(水) 21時28分
イスラエル、ガザ攻撃を毎日3時間停止…人道支援物資搬入で(読売新聞)
【エルサレム=三井美奈】イスラエル軍報道官は7日、パレスチナ自治区ガザに人道支援物資を搬入するため毎日3時間、ガザ攻撃を停止すると発表した。
イスラエルが昨年12月27日にガザ空爆を開始して以降、攻撃停止に応じたのは初めて。民間人の犠牲者の拡大で高まる国際的批判をかわす狙いがある。
軍報道官によると、毎日午後1〜4時、国連の援助機関と調整しながら物資搬入路を確保する計画で7日午後、実施を開始した。オルメルト首相は同日、発表に先立ち、「人道危機を回避するため、住民が支援物資を受け取れるよう一定期間、通路を設ける」と声明で公約していた。
イスラエル軍のガザ攻撃では6日、国連運営の学校が砲撃を受け避難民ら40人以上が死亡する事件が発生。この直後にエジプトのムバラク大統領が、即時停戦や人道支援ルート確保などを求めた調停案を発表した。ライス米国務長官も支持を表明し、イスラエル側は検討を約束していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090107-00000065-yom-int