記事登録
2009年01月06日(火) 14時19分

ハマスの再武装阻止が条件=水面下でガザ停戦検討−イスラエル時事通信

 【エルサレム6日時事】パレスチナ自治区ガザで大規模な軍事作戦を続けるイスラエルは、攻撃停止のタイミングについて水面下で検討を進めている。同国政府筋によると、停戦はイスラム原理主義組織ハマスに大きな打撃を与えた上で、再武装阻止の枠組みを設けることなどが条件。履行の責任を国際社会に求め、ハマスは交渉相手としない方針だ。
 昨年12月27日に大規模空爆を開始し、3日には地上軍投入に踏み切ったイスラエルは、「なおハマスに十分な打撃を与えていない」と判断しており、当面は武力行使によるハマス弱体化を進める方針。5日にエルサレムを訪れ、停戦実現を求めたサルコジ仏大統領の調停も受け入れなかった。
 しかし、実際はその裏で「出口戦略」も視野に入れている。同筋は時事通信の電話取材に対し、停戦について「ガザからのロケット弾攻撃を無くし、国際社会の同意の上、ハマスの再武装を阻止できる内容でなければならない」と指摘した。 

【関連ニュース】
〔写真ニュース〕ガザ停戦提案を拒否=イスラエル首脳
〔写真ニュース〕仏大統領、中東入り
〔写真ニュース〕ガザ侵攻・イスラエル軍の戦車
〔写真特集〕イスラエル軍ガザ侵攻
〔用語解説〕「ガザ地区」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090106-00000080-jij-int