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2009年01月06日(火) 10時19分

[販売戦略]日本エイサー、Office2007搭載でミニノートPCに新味BCN

 日本エイサー(ボブ・セン社長)は、ミニノートPC「Aspire One」で新モデルを続々とリリースした。マイクロソフトのオフィスソフト「Office 2007」をプリインストールした新機種を価格5万9800円で発売するほか、カラーバリエーションで新たに2色追加、合計5色を揃える。好調なミニノートPC、ネットブック市場で攻勢をかける。

 日本エイサーは、8月下旬「Aspire One」を国内で発売し、ミニノートPC市場に参入した。実勢価格5万5000円前後で販売し、この分野で先行したアスーステックコンピュータ(ASUS)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)を追撃。ノートPC分野でジワジワとシェアを伸ばしている。BCNランキングによる11月のノートPCの月次販売台数シェアは9.0%を獲得、前年同月に比べて8.1ポイントも伸ばした。順位も12位から6位にアップし、急伸している。

 今回の新モデルは年末商戦を意識したもので、ユーザーの要望が強いオフィスソフトをプリンストールしながら価格を5万9800円に抑えて値頃感も訴求、他社との差別化を図る。また、カラーバリエーションは現在青と白、そして黒の3色をラインアップしているが、オフィスソフトプリインストールモデルのリリースとほぼ同時に新たにピンクとブラウンの2色を追加する計画だ。

 ミニノートPC市場は今年急速に立ち上がり、コンシューマPC市場活性化の起爆剤になっている。BCNランキングでは、全ノートPC販売台数のうち約25%を占める。液晶モニタサイズ10.2インチ以下をミニノートPCと位置づけており、軽量・小型、低価格が売りだ。ASUSが他社に先駆けて発売しヒットしたのを受け、日本HPや日本エイサー、レノボ・ジャパンなどの外資系ほか、NECや東芝も参入した。


※週刊BCN 2009年1月5日付 Vol.1266より転載


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