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2009年01月05日(月) 20時35分

<覚せい剤密輸>カナダから5キロ 成田で2容疑者逮捕毎日新聞

 東京税関成田支署と千葉県警成田国際空港署などは5日、昨年12月に覚せい剤約5キロ(末端価格約3億円)を密輸しようとしたとして、ともにカナダ国籍で、窓枠職人のクルーロ・アレキザンダー・ショウ(22)と建築作業員のクロス・グレイアム・リチャード・フォスター(26)の両容疑者を覚せい剤取締法違反と関税法違反の疑いで逮捕、送検したと発表した。成田空港での摘発量としては昨年最多。

 2人の容疑は、昨年12月7日、カナダ・バンクーバーから成田に到着した際、スーツケースの2重底に覚せい剤を隠して持ち込もうとした疑い。空港署によると、クルーロ容疑者は「都内のホテルで受け渡す予定だった」と容疑を認め、クロス容疑者は「旅行についてきただけ」と否認しているという。

 税関支署によると、覚せい剤の密輸が増加傾向にあるカナダから新品の同じスーツケースを持った2人組が到着したため、重点的に調べて覚せい剤を発見した。2人については千葉地検が先月26日、千葉地裁に起訴している。【駒木智一】

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