記事登録
2009年01月05日(月) 00時00分

政界再編で中心的役割果たす中国新聞

 自民党の中川秀直元幹事長は4日、広島県海田町で講演し「(幹事長で臨んだ)一昨年の参院選敗北に伴う謹慎期間は大みそかで終了。皆さんと一緒に起こす大きなうねりの上に新しい旗を掲げ続け、政治変革につなげていきたい」と語り、政界再編を視野に中心的な役割を果たす決意を重ねて示した。

 中川氏は「新しい旗の下、(民意に基づく)新しい連合が再結集されることで、現在の閉塞(へいそく)した政治状況を打破しなければいけない」と述べ、次期衆院選前に独自の政策ビジョンを取りまとめ、同志となる議員を募る考えをにじませた。

 また中川氏は講演終了後、麻生太郎首相が年頭の記者会見で次期衆院選の争点に消費税率引き上げを挙げたことを「今は国民生活第一の政治をやるべきだ。増税を語ることで、景気がどん底に下がっていく可能性が大いにある」と批判し、あらためて「反麻生」の姿勢を強調。「景気回復」「大胆な行革」を争点に掲げる必要性を訴えた。記者団の質問に答えた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901050009.html