2009年01月05日(月) 16時14分
教員「派遣切りと同じ」 府立校非常勤の解雇で抗議(産経新聞)
橋下徹大阪府知事の財政再建策によって府立学校の非常勤職員約350人の雇用が今年度末で打ち切られることに反発し、労働組合「なかまユニオン」に所属する教員らが5日、マイクでの呼びかけなどの抗議行動を府庁前で行った。
仕事始めの府職員らに向け、教員らは「“派遣切り”が問題になり全国の自治体が支援策を講じている中、大阪府は非正規職員を大量解雇しようとしている」と批判。「こうした職員たちがいなくなれば、来年度からは授業の運営にも支障が出かねない」と訴えた。この後、解雇撤回を指導するよう求める文書を大阪労働局に提出した。
府立学校の非常勤職員は、理科の実験や家庭科実習の補助などの業務を担当。制度廃止により約5億円の支出が削減されるが、教育現場からは「正規教員の負担が増え学校運営に混乱を招く」といった声もあがっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000074-san-soci