2009年01月05日(月) 16時14分
橋下知事、メール公開基準つくる 「数が多く頭に来て削除した」(産経新聞)
大阪府の橋下徹知事は5日の会見で、幹部職員への指示や連絡に使っている電子メールについて情報公開請求が出されていることを受け、「基準ができればオープンにできる」と述べ、メールの公開について早急にルールをつくる意向を示した。
府は昨年末、「メールは基本的に公開文書」と判断し、府幹部に送信されたメールの一部を公開。ただ、全面公開はしておらず、その理由について橋下知事は「情報公開請求を受けた当初はすべてに応対しようとしたが数が膨大すぎた。また、僕しか見ないという前提で受け付けたメールの返信もある」とした。
そのうえで「公にする前提でメールを出していなかった。そのため情報公開請求を出された場合、個人名などを僕がチェックしなければならず、すべてをチェックすることは不可能だった。(メールを送信した)職員が非公開の意思表示をするなどルールづくりをすれば、僕がすべてをチェックする必要もなく、公開できる」と指摘した。
一方、昨年9月以前のメールについて、すべて削除したことを問われ、「あまりに数が多く頭に来て削除してしまった」と述べ、「ダム問題など目的に応じて情報公開請求をするのは分かるが、就任以来すべてのメールの公開を求めるのはのぞき見趣味的なところがあり、情報公開権の乱用だ」と話した。
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