2009年01月05日(月) 07時24分
中川・元幹事長も政界再編に意欲、環境・教育など4分野掲げ(読売新聞)
通常国会召集を目前にした4日、自民党内では、渡辺喜美・元行政改革相が離党の意向を示したほかにも、政界再編絡みの発言が相次いだ。
中川秀直・元幹事長は広島県海田町内の新年会で、「一昨年の参院選敗北に伴う謹慎期間も昨年の大みそかで終了させていただく。新しい旗を掲げ続けて政治変革につなげたい」と、政界再編への意欲を語った。「旗」としては、「環境、コミュニケーション、介護、教育」の4分野を挙げた。
山崎拓・前副総裁は福岡市内での自身の支持者らの会合で、政界再編に関し、「軸は(加藤紘一・元幹事長、民主党の菅代表代行、国民新党の亀井静香代表代行との)YKKKでなく、自公連立体制だ」と述べた。「YKKKは再編の軸になり得る」とした、従来の発言を修正した格好だ。山崎氏は記者団に、「政界再編は選挙後、衆参ねじれ現象解消のために行われる」と述べ、衆院選前の再編には否定的な見方を示した。
一方、大島理森・国会対策委員長は宇都宮市で開かれた自民党衆院議員の会合で、「1990年代にどれくらいの政党が生まれ、なくなったか。この10年は経済のみならず、政治の機能が失われた。繰り返してはいけない」と政界再編論を批判、けん制した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000002-yom-pol