記事登録
2009年01月05日(月) 08時03分

自民・渡辺氏が「離党宣言」 給付金撤回申し入れへ産経新聞

 自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は4日、栃木県那須塩原市内で講演し、早期の衆院解散・総選挙の実施や、平成20年度第2次補正予算案に盛り込まれた定額給付金の撤回などを主張した上で、「もし、この思いが伝わらないのであれば、私にも覚悟がある。自民党を離党してでも国民運動を起こす」と述べた。事実上の「離党宣言」とみられる。

  ■写真で見る■ このときに心は決まっていた? 解散を求める決議案に賛成の起立をする渡辺氏

 地元後援会の新年会で語ったもので、この中で渡辺氏は麻生太郎首相に対しては「早期に解散・総選挙をして100年に1度の政治体制をつくってほしい。2兆円の定額給付金は撤回して弱者対策などに使ってほしい」と注文をつけた。さらに公務員の天下り廃止など「霞が関改革」断行も訴えた。週内にも、こうした考えを文書にまとめ、細田博之幹事長に提出するとしている。

 離党した場合の対応については「裸一貫になるのか、裸単騎になるのか分かりませんが、いずれにしても独りぼっちになることはまったく考えていない。あり得ない」と述べた。

【関連ニュース】
渡辺氏、週内に定額給付金「撤回」申し入れ
渡辺喜美氏「霞ヶ関改革しないなら、自民離党してでも国民運動」
小沢氏「現政権は国民に必要ない」 対決姿勢強調
「安心」「活力」首相の書き初めパフォーマンス
【次期衆院選 早読みマニュアル】すでに4年前から変化が

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000052-san-pol