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2009年01月05日(月) 01時25分

「アリ」「ヤア」掛け声響く蹴鞠初め 京都・下鴨神社産経新聞

 平安時代に貴族の間で親しまれた「蹴鞠」を再現する新春の神事「蹴鞠初め」が4日、京都市左京区の下鴨神社で行われ、みやびやかな伝統の足技が披露された。

  【写真で見る】 こちらは奈良の蹴鞠…

 蹴鞠は、飛鳥時代に中国から仏教とともに伝わり、平安時代には貴族のスポーツとして普及したといわれている。その後、足の裏を相手に見せてはならないなどの作法が確立したという。

 「蹴鞠初め」は、毎年この日に蹴鞠保存会のメンバーが披露。約15メートル四方の「鞠場」の中で、烏帽子(えぼし)に水干(すいかん)、袴姿の8人が輪になり、左足を軸に右足の甲だけを使って鹿革で作った鞠を地面に落とさないように高く蹴り上げた。

 「アリ」「ヤア」「オウ」の独特の掛け声をあげながら、相手が受けやすいように蹴るのが上手い蹴り方。真っ白の鞠が高く上がり、鞠の蹴り合いが長く続くと、参拝客から大きな拍手や歓声があがっていた。

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